2015年1月16日金曜日

ネットワークスペクトラムアナライザー2

anritsu ms-429k
やはり装置の電源を入れると3分位でトランスが唸りだす。
心配なので電源回路の確認を行おう。劣化しやすい部品は電解コンデンサなので重点的に外観点検を行う。
この装置の電源部は本体のど真ん中に位置していた。アプローチするには分解する必要がある。
装置の構造を観察し、上部のユニットを外すと電源回路を確認できると判断。
分解に当たってはスッテップ毎に写真を撮る。ユニットや配線接続を戻すのに有効である。
上部ユニットを何とか外し電源部を目視するも異常は無かった。
電解コンデンサーは10000μF/25Vが3コ、4700μF/50Vが2コ有ったが、液漏れ、膨らみは無かった。
一番心配していた電解コンデンサーの液漏れが無かったので一安心である。

ネットワークスペクトラムアナライザー

ネットワークスペクトラムアナライザー
アンリツのMS-420Kというネットワークスペクトラムアナライザーを手に入れた。
とても大きくて重い。35kgも有るそうだ。
商品紹介の画像で、ディスプレイ表示が暗かったのでCRTの劣化を心配していたのだが、輝度調整が悪かっただけで問題無しでした。
その代わりと言っては何だが、ものすごく大きな騒音がする。トランスが唸るような音だ。
本体カバーを開け状況を観察すると、ホコリは少なく汚れもほとんど無く、綺麗であった。
CRTの高圧回路からの音と推測していたが、ハズレであった。
ファンからの異音も有ったのでフィンの回転を確認すると摩擦の大きな物を発見した。ただ、風量は有るようなので様子見とした。
上蓋を外した状態で電源を入れると騒音の発生源は直ぐに判明し、電源トランスが原因であった。
電源トランスが唸る原因はいくつかあるが、トランス自体が絶縁不良となっているのであれば装置そのものが壊れるであろうが正常に動作している。
装置が冷えた状態で、電源投入後、数分時間を於いてから、うなりだす。
装置が温まった状態で電源を入れると、直ぐに唸りだす。
この辺に対応のヒントがありそうだ。
ファンの動きが今一なので放熱が悪くて内部で電流が多くなりトランスが唸るのかな??