2015年7月29日水曜日

鉛バッテリーの復活実験(2-01)

昨日友人より釣用のバッテリーが充電出来なくなったので見て欲しいと言われ2個預かって来た。
壊れても良いとの事なので、サルフェーションの除去実験を行う。

2個の状況は
No1が5.14V No2が9.17Vだった。復活の見込みが高いNo1から復活実験をおこなう。

分解しバッテリーの状態を確認すると、端子の一部が錆びていたが問題はなし。


昨晩から24時間サルフェーション除去装置(パルス充電器)を掛けたところ、端子電圧が12.01Vまで上がっていた。

MSEバッテリーはある程度まで自然放電すると充電が出来なくなるようだ。負荷を掛けて電流を流して放電しても大丈夫なのに不思議である。

放電特性を測定するのだが、機材のセッティングが面倒なので詳細な試験は後日にするが、とりあえず1時間放電試験実施

 負荷はLEDライトの24Wで約2A位流れる。

放電開始直後⇒1時間後は9.4Vまで低下した

放電させたのでサルフェーション除去装置を接続し充電しよう


8月1日追記
 
7/31 サルフェーション除去装置を2日接続し放電試験を実施。
負荷電流2Aで15分間放電したが端子電圧は11.4Vで安定している。
13.8V低電圧で充電したら3Aも充電電流が流れるのでバッテリーの電極は復活した模様。
No2の復活を確認

No1バッテリーにサルフェーション除去装置を接続し一晩置いたら10.5Vまで端子電圧復活。
負荷を接続したら1.5A流れるが、端子電圧は7.1Vまで低下。もっとサルフェーションを除去する必要がある。あと1週間位かな。

2015年7月7日火曜日

リールの修理(shimano 小船 2000EV)

近所のリサイクルショップをのぞいたら、リールの出物が有った。
50cm角の箱の中に数種類入っていたので品物を見ると、自分が使っている物と同種類のshimano「小船2000EV」がボロボロの状態で発見。価格は300円!!
【手巻きの小型リールです】

状況は液晶パネルがクスミ、表示が出なかった、PEラインもグジャグジャ。
まあ、300円だし修理にピッタリなので購入した。

外観が汚いしバッチイので早速キッチン洗剤で洗浄。水が真黒となる。
PEラインの絡みを解くと、4本ほど短く切れたものが絡んだ状況でした。
前の持ち主が、バックラッシュさせ、解こうとして絡んだラインを切った物と思われる。
(バックラッシュや絡ませたら、焦らず、固まったラインを緩めるように解くと意外と簡単に解消できますよ)

洗い終わったら、分解清掃実施。左側のギアー状況を点検。グリスが硬くなっていたので塗布した。

電池BOXを確認したので、キャップを外すとCR2032が1個入っていた。電池を交換すると、液晶表示が出るようになったがERR表示となる。モードを押すと切り替わるので、PEラインの学習メモリーが消えたのだと思われる。

リールを回した感じでは、スムーズに巻けるので他の部分のグリスアップは不要と判断する。
問題は液晶表示。アクリルがくすんで数値等が良く見えない。

何時もはあきらめていたが、アイデアがあった。先日、車のヘッドライトに発生したくすみを磨き上げるキットを買い、施術したものがまだ残っていたので、使ってみた。

効果はバッチリ。くすみが解消し液晶がはっきりと見えるようになった。これは、プラスチックの表示部くすみ対策に使えますね。
【研磨液を塗り綿棒で磨きました】

【綿棒でくすみが解消されるまで磨きます。磨いては拭き取りを繰り返す】

【最後にコーティング(トップコート)を施し完了】

PEラインのメモリーが消えているし、ラインの状況を確認するため、PEラインの巻きなおしを行った。
PEライン6号は余ったスプールに巻いたが200mはちょっと大変だった。

リールをPEラインの学習モードにし、後は巻くだけ。巻き数は195回でした。最後に10m引き出し学習モードを終了すれば完了である。

まだプラスチック部の劣化補修があるが、十分使えるようになった。アジ・イナダ用に予備竿へ取り付けておこう。