今までも何とか自動化できないか工夫してきた。
結局は電圧を記録するロガーを準備できればOKなのだが、市販のロガーは高価だしデータをPCに取り込むには一工夫必要。
特にGPIBだとコントローラの機材がものすごく高くなる。
なので秋月のロガーを使っていたが、リアルな電圧を確認するためにはテスターを接続する必要があり面倒。
結局、シリアル接続が可能なテスターを6,000円で買い求めた。(当然秋月!)
電流も20Aまで測れそうなので良さそうと思っていた。
ところが、何気にヤフオクを眺めていて、ふとADVANTESTのマルチメータが目に留まった。(R6441B)
写真では背面にRS232Cの端子が有るではないか。ネットで取り扱い説明書を探して確認したらPCとシリアル通信できるようである。
ジャンク扱いであったが駄目もとで落札し動作確認したらシッカリと動いてくれた。
2台落札したのだが両方とも正常であった。
◎電圧と電流を同時に測定しグラフ化できるようにしてみた。
1.シリアルポートの増設
今まで使っていた古いPCはシリアルポートが一つしか無い。測定器1台につきPCを1台接続す
れば良いのだがデータのやり取りが面倒である。
そこで、USB-シリアル変換コードを2本使ってシリアルポートを2回路にすることが出来た。
【PCと接続していると「RMT」表示が出る。】
2.ソフトウエア
PCからコントロールするにはソフトウエアが必要である。ネットで検索したらコントロールする
サンプルプログラムを発見し使わせていただく事にした。
ExcelのVBを使っていたので、測定モードとレンジの部分を変更し電流測定が可能となった。
マクロはEXCEL毎に一つしか動かせないが、EXCEL自体を別々に立ち上げると各々でマク
ロが走るようになった。これで、電圧、電流を同時に測定できる。
試験の実施
蓄電池の負荷にLEDライトを接続し電圧計を並列に、電流計を直列に配置しバッテリーとの
接続部にヒューズとスイッチを配置した。
結果はとても上手く測定できた。
測定したデータをEXCELでグラフ化してみた。
【まだまだ、性能が復帰していないようだ】
【正常な蓄電池の放電特性】
今後は放電試験が自動となるので時間の有効活用ができそうである。
秋月のテスターをどうするかが問題となって来た。まだ一度も使用していないが、このままお蔵入りとなる可能性は大きい。
本内容を参考にして何か行う場合は自己責任で行ってください。私は責任を取りません。
特に、電圧と電流を同時に測定する場合、回路を間違えるとショートする場合も有りますよ。
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