2014年12月1日月曜日

鉛バッテリーの復活実験

鉛バッテリーは使っているうちに劣化し最後には放電できなくなってしまう。
特にMSEバッテリーをフロート充電で使用していると、いつの間にか劣化し停電したときに放電ができないといったトラブルになりかねない。
これは、バッテリーの電極がサルフェーションによって覆われ電流が流れないことが原因と考えられ、サルフェーションさえ除去できればバッテリーを復活させることができるのだ。
今まで色々と実験し完全に駄目になったバッテリーを3個復活することができている。実験に寄って一番効く定数を求め最適と思われる定数を把握した。
まだまだ実験数がが少ないので不良バッテリーを探しているが中々手に入らない。
そこで目を付けたのが、オークションでジャンク扱いで出品されているUPSだ。
バッテリー内蔵で1k円以下の物も出品されている。上手くすればバッテリーを復活できるし、サイン波インバータも手に入る。
今回手に入れたのはAPCの1400VAの物。ケースのフロントパネルは無いが基板があるのでさほど問題にはならないだろう。
ちなみに本体0.1k円で送料が3k円だった(本体はバッテリー内蔵で重たいから)


早速現物が届き、動作確認してみる。
ACコードを接続し電源スイッチを入れるも全然動作しない。このタイプのUPSは内蔵バッテリーが正常でないと動作しないようである。
内蔵バッテリーを確認し、外観はOKだが出力電圧が0.6Vと0.8Vであった。完全放電の状態である。
バッテリーは新神戸電気製とMAID IN JAPAN
再生化もできる可能性が大きいかな?

このバッテリーに13.5Vの電源を接続したが充電電流が流れない。内部抵抗MAXの状態である。多分、サルフェーションの影響でバッテリー特性が悪くなったUPSをそのままの状態で放置したのであろう。
DC13.5Vの電源装置接続。
電流流れず。

この状態ではいくら電源装置に接続しておいてもバッテリーを充電することは不可能である。

このバッテリーに自作サルフェーション除去装置を接続し、バッテリーを復活できるか実験してみよう。
1時間くらい接続してみたが、既に端子電圧が7V弱くらいまで出ている。まあ除去装置を外すと直ぐに電圧低下していくのだが。




この状態をしばらく継続しバッテリーの端子電圧が上昇するか観察することにしよう。前の実験では放電特性を測り復活を確認できた。今回も上手く行くであろうか??乞うご期待。


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