2015年7月7日火曜日

リールの修理(shimano 小船 2000EV)

近所のリサイクルショップをのぞいたら、リールの出物が有った。
50cm角の箱の中に数種類入っていたので品物を見ると、自分が使っている物と同種類のshimano「小船2000EV」がボロボロの状態で発見。価格は300円!!
【手巻きの小型リールです】

状況は液晶パネルがクスミ、表示が出なかった、PEラインもグジャグジャ。
まあ、300円だし修理にピッタリなので購入した。

外観が汚いしバッチイので早速キッチン洗剤で洗浄。水が真黒となる。
PEラインの絡みを解くと、4本ほど短く切れたものが絡んだ状況でした。
前の持ち主が、バックラッシュさせ、解こうとして絡んだラインを切った物と思われる。
(バックラッシュや絡ませたら、焦らず、固まったラインを緩めるように解くと意外と簡単に解消できますよ)

洗い終わったら、分解清掃実施。左側のギアー状況を点検。グリスが硬くなっていたので塗布した。

電池BOXを確認したので、キャップを外すとCR2032が1個入っていた。電池を交換すると、液晶表示が出るようになったがERR表示となる。モードを押すと切り替わるので、PEラインの学習メモリーが消えたのだと思われる。

リールを回した感じでは、スムーズに巻けるので他の部分のグリスアップは不要と判断する。
問題は液晶表示。アクリルがくすんで数値等が良く見えない。

何時もはあきらめていたが、アイデアがあった。先日、車のヘッドライトに発生したくすみを磨き上げるキットを買い、施術したものがまだ残っていたので、使ってみた。

効果はバッチリ。くすみが解消し液晶がはっきりと見えるようになった。これは、プラスチックの表示部くすみ対策に使えますね。
【研磨液を塗り綿棒で磨きました】

【綿棒でくすみが解消されるまで磨きます。磨いては拭き取りを繰り返す】

【最後にコーティング(トップコート)を施し完了】

PEラインのメモリーが消えているし、ラインの状況を確認するため、PEラインの巻きなおしを行った。
PEライン6号は余ったスプールに巻いたが200mはちょっと大変だった。

リールをPEラインの学習モードにし、後は巻くだけ。巻き数は195回でした。最後に10m引き出し学習モードを終了すれば完了である。

まだプラスチック部の劣化補修があるが、十分使えるようになった。アジ・イナダ用に予備竿へ取り付けておこう。



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