どれに入れようか考えたのだが、測定器には外部クロック入力が備えられている場合が多いため、このMV85Aは外部クロック供給器とする事にした。(NESの様なもの)
手に入れたMV85Aの動作試験を行ったら正常動作してくれたのでユニバーサル基板に取付。ところが、手に入れたMV85AのPINが短く基板裏側まで出てくれない。多分スルーホール基板で使われていたのでしょう。
このままでは使えないので、ユニバーサル基板の穴を大きくしてリード線を接続した。
リード線の端を1mm位L型に曲げ、大きくした基板の穴に入れMV85Aのリード線に仮にハンダ付けし、長いほうを穴2~3個分としてハンダ付固定しました。最後にキチンとMV85A側のPINとリード線を半田付けします。
VS(電源+5V)、GND(アース)を接続して周波数を確認したら9.999989MHzで11Hzの差が有った。
MV85Aには周波数調整用のトリマーが無いので、コントロール端子に基準電圧を加え、この電圧を可変することで周波数を調整するようだ。
Vinに0~4.5Vの範囲で電圧を加えるのだが、MV85AのVin-F特性とか判らないので中間の2.25Vを加えたところ10.0000023MHzと2.3Hzの差となる。
電圧調整用の10kΩVR、ちょっと精度の高い物にした。これと直列に1kΩの抵抗を入れ+5Vに接続し、0~4.5Vの調整範囲とした。
電圧調整用のVRを微調整して10.0000000MHzに合わせた。
これから周波数ドリフト特性を確認してみよう。安定が良ければケースに組み入れてみます。
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【その後】
2時間後 9.99999997MHz -0.03Hz
6時間後 9.99999993MHz -0.07Hz
とても安定しています。このくらいの差ではOCXOの誤差なのか周波数カウンター側の誤差なのかは判りませんね。
ケースに入れて外部クロック供給器にしましょう。
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