2015年12月29日火曜日

周波数カウンターの精度を向上しよう(TR5821)

最近なぜか無線機の修理より、測定周波数の精度向上を目指すようになった。
切欠はGPSDOを手に入れ、周波数カウンターの校正をしていて安定度を増すためにはと考えた事によります。
一番古い周波数カウンターはVCTCXOを追加して一応精度向上したので追加は検討中。
タケダリケンのTR5821の内部を確認したら、クロックが10MHzで回路はCPUによるプログラム制御のため、秋月のVCTCXOを使う方法は取れなかった。

10MHzのクロック基板、背面パネルに固定されている。

クロック基板は10MHzの水晶発振回路とクロック切替SWが付いている。
周波数調整用トリマーへ外からアプローチできるように構成されている。(STD_ADJ)

10MHzのTCXOやOCXOを入手してクロックを変更しよう。
 (ヤフオクで色々と出品されていましたので、数種類入手しました)

ヤフオクで周波数カウンター関係を眺めていたらTR5821の出品が有った。写真では外観破損、カウンター表示もチェック位置で「0.00」表示で壊れているようであったが部品取り用に落札した。
(2kしませんでした)

物が届いて確認すると、どうやら前面左上から落としたように思われる。前面パネルの欠け、周波数表示部のアクリル割れ、右側盤破損と中破している。

動作は電源投入で「E7」エラー表示後にCHEKモードで「0.00」表示となった。


前回構造確認した時に、クロック基板に「INT-EXT」切替スイッチがある事を知っていたので、確認したら「EXT.STD IN」側となっている。

EXT.STD_INだと外部クロックで動作するのでエラー表示と0.00は当たり前なのでしょう。

切替スイッチを「INT.STD_OUT」側にしたら、正常に動作開始。

正常表示です。

このTR582Xシリーズはヤフオクで結構出品されていますが、写真でCHEKモードで0.00表示となっているものは裏側のスイッチ位置がEXT側かもしれません。動作不良でも、もしかしたら掘り出し物が格安で手に入るかも。

う~ん。部品取り用に手に入れたが、修理して制度向上を図ってみようかな。

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