2016年10月16日日曜日

スカイセンサーICF5900の整備(修理)

ご近所さんからSONY製ラジオ【スカイセンサーICF5900】の整備をお願いされた。
町内会の寄り合いで昔に流行っていたBCLの話題で意気投合し一度整備することしたものです。

ネットでICF5900の修理を良く見ていて大体の修理方法は知っていました。
状況として外観は長期保管による汚れはあるけど大きな破損は無し。電池は液漏れを起こしていたそうで、電極が汚れていました。

動作確認するためDC4.5Vの手持ちACアダプタの出力電圧を確認すると無負荷で7V位あり、
壊すといけないので安定化電源から供給することにしました。
電源を入れると無音です。バンド切替スイッチを何度か切り替えるとAMが受信できました。
受信感度が良くてビックリです。ローカル放送を受信しましたがSメータも動作するようです。
受信状態でボリュームやトーンコントロールを確認しましたが「ガリ」は無いようでした。
ところが、SW(短波)は受信できたり雑音になったりでマトモに受信できません。
同調系はサブダイヤル(中央のダイヤル)が空回りしています。バーニヤダイヤルが壊れているようでした。

状況が判明したので分解し整備を行いますが、分解方法をネットで確認しました。回路図などは5900Wの物が有り利用しました。
とても参考になります。修理対象に傷をつけないように分解・組立するにはマニュアルにある組立図を参考にすると良いです。部品を確認しつつデジタルカメラで撮影しながら分解しましょう。途中で間違っても写真を遡れば元通りに組立てられます。

ツマミ類はネットで覚えたタコ糸を使った方法で外します。


サブダイヤルにはピアノ線で作られた「押さえ金具」が有りますが、外す際に気を付けないと金具自体のバネのため手元が狂うとどっかに飛んで行ってしまいます。



裏蓋を外すとプリント基板にアプローチできます。前面パネルを外すにはスピーカーコードを基板から外しました。(ハンダ付けです)

前面パネルを外しバンド切替スイッチに接点復活材を吹きかけ接触不良を解消します。
私が使っているのは「RIPE」です。使っている中では一番性能が良く汚れが取れます。本当であれば接点に吹きかけてから接点を拭いてやると酸化物が簡単に取れますが、今回はスイッチまで分解するのはとても手間が掛かるので、接点復活材を吹きかけて乾く前にスイッチを切替て接触面を簡易的に清掃しました。


仮に電源をつないで動作確認すると正常に受信できるようになりました。
SGを接続して各バンドの受信試験しましたが、ほぼ正常に動作しています。

中央のサブダイヤルはが回転しないのは回転部の周囲に付着した減速用のグリスが固着し接着剤代わりになって固定してしまっていたようで。
周囲部を手で回転させると渋く少し回転する様になり、何回か回転させると固着が緩み正常に回転するようになりました。

マーカとBFOも正常に動作しています。なんかアッサリと終了してしまいました。
ケース・ツマミは中性洗剤で洗い汚れを落とします。スイッチ・ツマミのアルミ部は錆が有ったので、接点復活財を塗ってしばらくしてから真鋳ブラシで軽く撫でると綺麗に取れました。

持ち主に戻し、今後は使って貰って不具合個所があれば修理・整備することといたしました。
(本当は2SC710を何個か取替えたいのですが手持ちに無いので手配するか迷うところです)

整備した物を動作チェックのため色々と受信しましたが感度と音質が良く自分でも欲しくなってしまいました。中学生の頃ICF5500AをBCLに使っていて、懐かしくなってしまいました。
ネットでは結構高く取引されているようです。良くウオッチして良い出物があったら頑張って見ましょう。


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