2016年10月26日水曜日

スカイセンサーICF5900の修理(その3)

 だいたいの修理が完了していたが、バンド切替スイッチの接触が今一の様でSW1で受信していると「ガリッ」と音がする。また、切替時に無音となる場合がある。ついでにボリュームで音量調節すると「カリカリ」音がでる。
 いづれも接点の接触不良の様なので直すこととした。部品の接触不良は本来であれば部品交換するのが一番なのだが、古い機械なので部品が手に入りません。
 そこで活躍するのが接点洗浄剤(復活剤)なのだが、市販品には沢山選択肢がある。色々と試した結果、私は「RIPE」を使っている。フロン系なのだが洗浄剤は蒸発して接点に残る事が無いし、乾く時間も早く、乾く前の通電による破損リスクも少ない。

○バンドスイッチの洗浄
 バンド切替スイッチはとても長い作りになっていて洗浄剤がスイッチの接点まで簡単に届かない。
 このため、洗浄のコツは5900の基板を立てた状態からバンドスイッチが垂直になるよう横にしてRIPEをスイッチ端からゆっくりと流し込むことだ。少量を何回も流し込み、バンド切替を何度も行う。
 片方向が終わったら、もう一方も行う。私のはこれで接点が復活し安定に受信できるようになった。
【こんな感じでスイッチの端から吹き込み、下にRIPEが流れるようにする】

 スイッチを基板から外して分解清掃し復活させる事も可能だが、そこまで5900を分解するのは手間と時間が必要です。戻すのも大変なので簡単に終わるRIPEはお勧めです。

○音量ボリュームの洗浄
  ボリューム端子の所に若干開いている所があるので、そこからRIPEを吹き込みボリュームを何度も回して接触不良部を洗浄します。


たったこれだけの作業なので1時間もかかりませんでした。


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