2015年5月5日火曜日

TS830の修理(その7_送信系統の修理)

受信系の整備がホボ終了したので送信側の整備に取り掛かる。
油冷ダミーロードを接続し、TUNE_MODEで送信試験。
結果、パワー0「ゼロ」。全バンドで出力が無い。
CWモードでIPが50mA流れる程度でRF出力が無い。

回路図を確認すると12BY7の入力にテストポイントがあるのでオシロスコープを接続し波形を観測したらシッカリとした信号を確認できた。

そうすると12BY7以降の不良となる。先輩より12BY7の不良例も一杯有ると聞いていたので12BY7に指で触るとIPがピクピクする。
12BY7を取り外しピンを確認すると酸化し変色していた。

【金属シールドを外し確認中】

駄目元で12BY7のピンを磨いて戻し送信試験するとRFパワーが出る様になった。
意外と簡単に送信が出来るようになったので、物足りなかった。
最大出力は7MバンドでCWモードで100W出ております。
次は送信系統のコイルパック調整ですね。

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