2015年4月26日日曜日

TS830の修理(その2)

部屋に入れたTS830。
周波数表示はするが、ランプが切れている。
電源を入れ詳細を確認する前に前面がとても汚いので清掃を実施。

ツマミ類を全部外し、洗浄する。
メッキされたツマミ類が錆びているようなので「酢」で清掃してみた。
(十円玉も酢でピカピカになる)

前面パネルもウイルシャット(除菌・清掃剤)で綺麗に磨いた。

ツマミ類の清掃後。樹脂が白っぽくなった所は復活できない。アルミの錆も可能な限り落とした。

やっと綺麗になり、アンテナを接続し7MHzを受信するも、ホトンド聞こえない。
マーカを受信すれどもSメータが振れないほど。
SGを接続し40dBμを入力すれどもSメータが振れない。受信音も低いので受信感度の不良と判断した。

この手の故障は送受信切替リレーの接触不良が考えられるので、RFユニットのTP1にSGの信号を入れリレーを迂回して受信させる。
しかし症状は変わらなかったし、他のバンドも同様である。
受信回路には3SK73を使っているが、同等品として3SK74(形は違う)を持っているので交換を考えていると、何かのタイミングで7.1MHzのSG信号をS8位で受信した。
と言うことは受信回路の素子不良よりは接触不良が考えられる。基板類のたたき試験など行ったが、結局はバンド切替スイッチの接触不良であった。


綿棒でロータリースイッチの接点を綿が巻き込まれないよう注意しながら清掃し、最後に接点洗浄剤(RIPE)を吹きかけ洗浄実施。

結果、全バンド受信できるようになった。

各バンドへ40dBμの信号を入れ、Sメータ読みで7~8で受信している。
アンテナを接続し7MHzを受信したら、1エリアの方のラグチューが聞こえた。受信部は復活したようだが、CW-Nモードでは受信できないようだ。(CWフィルターが内蔵されていた)
Sメータとダイヤルの電球が切れいている。このままだと何か貧相なので次は電球交換しよう。
今日はこれまで。

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