2015年2月22日日曜日

FT-101ZDのメンテナンス(その2)

受信感度が悪いバンドがあるので、バンド切替SWの接点清掃を行った。

バンド切替SWはロータリーSWで接点が剥き出しなので清掃がし易い(汚れやすい)。
接点洗浄剤をタップリと吹きかけ接点復活を目指した。

よく観察するとSWの接点がかなり黒く変色している。試しに綿棒でふいたら真黒になった。接点洗浄剤が汚れを浮かしてくれたのだろう。
一応、全部の接点を綿棒でふいた。


受信感度が良くなったかな?と期待し、SGを接続し試験したら全体的にー80dB位となっていた。
28MHzと21MHzバンドは逆に悪くなってしまった。


受信感度のVRやATTを操作すると感度が上昇することが有った。よくよく確認するとATT-SWに触れると感度が上昇するようだ。つまり、ATT-SWの接触不良らしい。

ATT-SWの接点洗浄を試みるため装置への実装状況を確認すると、最悪、簡単に作業できないようである。電源SW等と一緒の金具で前面パネルに実装されているので、大掛かりに分解しなければ手を出せない。

最悪はSW基板の全配線を外す覚悟で分解を開始した。
電源SWを含むスイッチユニットはネジ2本で固定されているが、上部に実装されたボリューム類の配線が邪魔となったので、VR4個とLEDを外す。


スイッチユニットは内部に引き込めるが、ATT-SWが実装された基板は更にネジ6本を外さないとアプローチできない。
また、Sメータも邪魔となるので外す。

やっと基板に触れるようになったのでSWを外そうかと思ったが、トグルスイッチのレバー付根から内部へ接点洗浄剤を吹き付けられそうである。

接点洗浄剤を隙間から吹きつけ元に戻した。作業時間は3時間以上かかってしまった。

元に戻した後、受信感度を測定したら全バンドでー90dB以下となった。ATT-SWも正常に戻ったようだ。

受信系の修理は以上で完了かな。
分解して判ったのだが、下側ケースは本体と前面パネルへネジで固定するようになっているが、前面パネルのアルミダイキャストが折れている。このままだと、強度が持たないので何か工夫をしよう。

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