2015年2月20日金曜日

FT-901のメンテナンス(その7)【受信感度測定_感度悪し】

一応動作するように見えるFT901。しかし、新品時の性能からは、だいぶ劣化しているはずである。

本日は受信感度の確認を実施した。
内蔵しているマーカでの受信は確認しているが、実際の数値的な感度を測定してみよう。
使う測定器はANRITSUのSG、MG443Bである。本来は伝送路のレベル測定等で使用する物であるが、HF受信機の調整には非常に便利である。


使い方は、SGの出力をFT901のアンテナへ接続するだけ。ただしFT901のヒーターSWはOFFとすること。間違って送信したら洒落になりません。私は更に、後ろの11PINコネクタを外してファイナルのヒータを切っています。


受信モードをCWにしてSメータ指示が9となるSGの出力レベルを記録した。
28.15MHz⇒-69dB
21.15MHz⇒-69dB
14.15MHz⇒-65dB
 7.15MHz⇒-71dB
 3.65MHz⇒-73dB
今一受信感度が悪いようだ、RFユニットの受信側の3SK40も劣化しているのだろうか?
このように一度データを取っておくと、手を加えた後の結果が数値で比較できるのでFBである。

 送信側の出力も正確な値が分からないのでダミーロードの端子電圧をオシロスコープで観測してみた。
 28MHz帯は40Vのだった。単純計算では(40V/√2)^2/51Ω=15Wとなるかな?
 やはり送信側も調整が必要のようだ。トリマユニットの調整で復旧するかもしれないので、受信・送信とも調整を行ってみよう。

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