2015年3月22日日曜日

FT726の修理

【自分のメモです。参考に何かを行う場合は自己責任で行ってください。私は責任を取りません】

 FT726は30年以上前に使っていた機械である。
当時会社の無線クラブでコンテストに出るため買い、その後、TS790に切替るとき下取りに出した。
結構思い入れのある機会だったので、ヤフオクに出ていたので落札してしまった。

今回の症状は、「送信後、受信に切り替わると受信しない」との事であった。

最初に状況を確認すると、確かに一度送信すると無音(受信しない)となる。
しばらくすると受信する場合も有った。


最初にスケルチ回路を疑った。送信時は受信を強制的に無音とするからである。
スケルチ回路にオシロスコープを当てて確認すると、確かにAF信号が無くなる。
RXユニットのAF出力にトランジスタが並列で入り、送信時にグランドに落としているのだが、どうやら正常に復帰している。
その後、T-SQ回路からの強制停止も確認したが異常し。一度送信すると受信信号自体がなくなるうようで、検波信号のノイズも無くなる。


そのうち、受信信号の一部に別電源回路があることに気が付き、確認すると一度送信すると+8Vが来なくなる。たどるとRXユニットの外から来ているようであった。

ここで異変に気が付く。なんと144Mユニットから煙が出ている。半田付けしたときのようにゆっくりとできてきている。
あわてて、電源を落とし144Mユニットを分解・確認した。

一見異常らしき物が見当たらない。煙が出ていたので間違いなくどこか焼損していると思ったので、よくよく観察すると、インダクターのような物があり、実はタンタルコンデンサだった。黒くなってインダクタに見えたのだ。

C87で10μF。タンタルコンデンサにしては容量がデカイ。そのほかC102の4.7μFも液漏れしているようなので交換しよう。

本日はこれまで。

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