昨日、焼損した144Mユニットのタンタルコンデンサ(10μF)を交換し動作確認した。
結果は、正常に戻ってくれた。
【黒こげとなったタンタルコンデンサ】
タンタルコンデンサは不良時にショートモードになるから恐ろしい。回路図で確認したら電源の安定用に使っているようで、他に影響が出ていないようであった。
コンデンサの周辺の部品は焼損時の煙でいぶされ、タールの様なものが付いていたので清掃を実施。
【画像中央の黄色いヤツが交換後のコンデンサ】
さて、これでスケルチ動作以外は正常に復帰したのでスケルチの原因追及を再開した。
RXユニットがもらっている+8Vが一旦送信になると停止するため受信ができないことを確認。
この+8VはTXユニットから来ており、RL01リレーの出力となるようだ。
リレーが絡むと嫌な予感がする。よく接点不良となるのだが、製造中止されており、もし故障していたら新品が手に入るかわからない。
TXユニットのJ6ソケットで電圧を確認したら、やはり電圧が出ていなかった。
半透明の当該リレーのカバーを空け(特殊工具を作った)接点に紙を挟み軽く動かすと黒い線が付く。間違いなく接点接触不良である。
【紙に筋】
特殊工具。精密ドライバーのマイナスを焼きなましし曲げたもの。プラスチックカバーに引っ掛け持ち上げる。
紙でこする。接点ブライトで清掃。アルミホイルの切れ端で清掃。
上記を行ったら、送信後でも何とか受信できるようになった。正確にはまだ復旧ではない。+8V出力が+6~8Vで変動するのだ。本格的に修理するにはリレー交換が必要だな。
基板を確認したら、リレー交換の痕跡があった。この手のリレーは消耗品だもんね。
昔TS430を使っていたがリレーの劣化が頻繁となり手放したこともあったな。
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