2015年3月7日土曜日

TS520Xのメンテナンス(その1)

FT901とFT101ZDのメンテナンスが一通り終わったので次はTS520Xのメンテナンスを行う。
このTS520Xはヤフオクで2月始めに落札したもの。


受信系は調整していたが、ボリュームのガリ、バンド切替スイッチ不良による受信不良、モード切替スイッチ不良による受信不良、VFO切替スイッチ不良による受信不良など多数の不具合があったのでメンテナンスを実施。

1.バンド切替SWの清掃
  接点洗浄剤と綿棒で清掃⇒受信不良の解消
2.モード切替SWの清掃
  接点洗浄剤と綿棒で清掃⇒受信不良の解消
3.VFO切替SWの清掃
  接点洗浄剤と綿棒で清掃⇒受信不良の解消
4.AF-VRとRF-VRのガリ
  接点洗浄剤により復旧
5.Sメータ不良
  無信号時のSが5位振れている。
  IFユニットのVR1でゼロ調整。14.175MHzの40dBでSが9になるようにVR2を調整
  iFユニットのIFTを調整したら感度UPしている。

受信が正常になったのだがFT101や901に比較すると受信感度が良くない。
Sメータの設定なのだろうが、FT101ZDやFT901は32dBでS9となるよう調整し、実際に受信できる。
でもTS520は40dBでS9となるように調整するので、その差は8dBとなる。

 受信感度UP改造を行う事に。(RFのFETを交換します)
 ネットの受信感度の向上記事を見ると3SK35を3SK74に変更すると感度が良くなるようだ。
 これは前から知っていて手配していたが、形状が合わないので細工が必要である。
 秋月のガラスエポキシ・ユニバーサル基板を加工して実装ユニット?を作成した。

 Sメータは14.175MHzで-67dBで9となる様に調整してあり、その差を確認した。

 最初はQ5のSK35を3SK74に取替えて受信特性を測定
 だいたい3~7dB受信感度が向上した。
 写真中央が3SK74です
ソケットに実装しているので交換が楽です

 次にQ4に前(FT901のRF)使った3SK45を実装すると更に感度が向上した。
 写真中央が3SK45、3SK35に比べ一回り大きい

 トータルは最初に比較し6~12dB感度が良くなった事になった。(S9指示の値)

 ちなみにQ4へ3SK74を使ったら3dBほど感度低下となったので3SK45を使う事にした。

 最初は送信出力が出ていなかったが、バンドSWの清掃で復活した。
各バンド10W以上で最大10W~15W位。

せっかくなので100Wキットをヤフオクで手に入れ改造を行います。なんたって、ファンが既に実装されています。

1 件のコメント:

  1. はじめまして。TS-520Xを手にしてHPをからこちらに到着しました。
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